時代が異なれば

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わたしたちは「今」しか歩けませんが。

人の世ってのは難しいもので「適材適所」の言葉みたくバッチリはまることって少ないですよね。

圧倒的な能力を誇っていても、その能力が活躍できる場所じゃなければ宝の持ち腐れ……。
社会に出て色々な人と出会ってみると、明らかに場所を違えてるんじゃないかな?って人もちらほら。

「あなた、どうしてこんな職場にいるの?」って人、いますよね。

どれだけ高い能力でも、時としてその能力が足を引っ張ることもあるっていうんだから難しい。

そんな話と似たような話でさ、「時代が違えば凄い奴!!」みたいな話って聞いたことありませんかね。
何がどう凄いのかよくわからないけれど、要は今の時代にはあまり適応しにくい能力って考えることもできるかな。

誉め言葉とも貶し言葉とも使える、非常にややこしい言い回しのひとつかと思う。

んでさ、時代が違えば……とは言うけれど、具体的にどういうことだろうなぁって考えたんですよね。
「もしもシリーズ」やら「タイムリープ系」やら、色んな物語にもあるよね。

時間を超越する、これロマンなり。

でもボクはちょっと違う視点から「時代が違えば」ってのを考えてみました。

昭和の映画が好きなボクは、やっぱりフーテンな人生を正月に見たいんですよね。
典型的なダメ人間みたく描写されている主人公だけれども、いやいやちょっと待ってほしい。

どんな人間とも仲良くできる人懐っこさ。
物怖じしない度胸。
ガンガン攻める超攻撃的な営業手法。
話術の高い能力。

たしかに喧嘩っ早いってのはあるけれど、言うべきことは言うってのは重要だよね。

はっきり言ってさ、主人公の能力さえあれば今の時代なら年収3000万円のサラリーマンでも通用すると思う。
というか通販番組でも起業して、立派な会社に育て上げたかもしれないよ。

当時の異端さは現代の「才能」。

これって完全に時代が違えばって奴じゃないかなぁと。

他にもこんなことを思った。
もし有名な戦国武将が現代に生まれていたらどうかなってさ。

残念なことに暴力沙汰で刑務所生活だったり、もしくは底辺ワープアで四苦八苦してるイメージばかり湧いてしまう。

持ち前のリーダーシップさえ発揮できればどうにか……?うーん。

これだって時代によって大きく変わるよね。

ボクはほんの少しでも環境の変化があると、大きなストレスを受けてしまうんですよ。
自分の部屋でいつもの位置に物がない……。
普段使っている調味料が別の場所にある……。
机が片付いてハサミが見つからない……。

誰もがあるこんな違和感みたいなもの。
これが超大きいって想像してみて。
こんなストレスの種、誰もほしくないよね。

人間が野生生物だったころにさ、このストレスがあったらどうだろう。

いつ天敵に襲われるかわからない。
どこで天敵が待ち伏せているのかわからない。
そんな中でビクビクしながら生きていく世界だよね。

このストレスがさ、もし天敵の通った痕跡を察知したらすごくない?
天敵の糞がいつもの住処の近くにあったら警戒できるよね。
もしかするとそうした敏感さがなければ、簡単に捕食されていた可能性ってないかな。

でも今の時代には天敵ってのは存在しないんで、余計なものになっている?なんてね。

どんな時代に生まれようともさ、今みんなが生きていることは間違いないんだよね。
じゃあさたとえ今の時代で不遇な能力だと言われても、それは悲観する必要ないじゃん。

長所は短所、短所は長所。自分の長所が見いだせたらあとは行動あるのみ。

戦国武将の腕っぷしがあるなら、スポーツ選手や警備担当に適正があるかもしれない。
そのものの能力から一歩踏み出してさ、自分の才能が活かせる場所や環境を見つけていきたいよね。
そんなことを考えながら日々を過ごせば、きっといい出会いが巡ってくるんじゃないかな。

誰しもが必ず何かに高い適正や能力を持ってると、ボクは思う。
だから誰かが考えた基準に照らし合わせてさ、やれ上だ下だ、そんなことでイライラするのはおしまいにしよう。
あなただけの素晴らしい能力があるんだからさ。

それでも自分には能力がない?それなら行動しましょう。ほら、行動する能力が身についた。

あなたの持つ特性で「何ができるだろう」と考えることにより、適材適所のヒントは見つかる。自信をもっていこう。時代が違えば偉人になれたかもしれない、その特性で。

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