※この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

たまにテレビを眺めてみるとお笑い番組が流れていることも多い我が家。
たしかに人生を過ごすうえで、笑うってことはものすごく重要だよね。
動画などもふとみると、いろいろなお笑い芸人や噺家が笑いを提供している。
よく「お笑いは低俗だ!」「誰でもできる!」だなんて話を聞く。
けれども、他人を不快にさせるのは誰でもできるけれど、他人を愉快にさせるのは難しいなんてことも言われるよね。
ひとりで芸を披露する人、コンビ芸、トリオ芸、漫談、落語……いろいろなお笑いの形ってあるもんだなぁ。
・いろいろなかたち
ピン芸人っていうと一人で舞台に立って演ずる人ってイメージ。
たった一人しかいないその舞台で芸人が起こすアクションや一挙手一投足に観客はドっと沸く。

日本に古くからある落語ってのもいわば一人で話術を披露する。
聞いたところによると漫才というのは日本ではポピュラーだけど、諸外国ではあまりメジャーではないらしい。
なるほど、日本語の持つ柔軟性というかな。
言葉遊びや抑揚、間合いや雰囲気が掛け合いの面白さを引き出しているのかもしれないね。
漫才といってもいろいろな形があってさ、二人以上が全員ボケの役割を担うなんて人達もいる。
ただ一般的には「ボケとツッコミ」という役割を演じてさ、その掛け合いを楽しむ演芸が多いのかな。
・どっちがすごい?
たとえばお笑いコンビのAさんとBさんがいて、Aさんがボケ担当、Bさんがツッコミ担当。
この形は多くの人がイメージしやすいと思う。

その芸風によっても、ボケで観客が盛り上がることもあれば、ツッコミで観客が盛り上がることもあるよね。
そうすると人々ってのは優劣をつけたがるというかな。
やれAさんのおかげで売れただの、Bさんは一人でやったほうが良い、だのと口を出したり評価をしたがるもの。
もちろんコンビやグループに所属する個人の力量だけで測れば、きっと才能やスキルの差って大きく出るとも思うよ。
でもコンビを単位として活動してる人達それぞれって果たして評価する意味はあるのかな。
もしかしたらダメと言われるBさんがいるから、Aさんは安心してヒートアップできるかもしれない。
逆に、Bさんがたしなめる役割に徹するからこそ引き立つ笑いだってあるかもしれないよね。
コンビの力が100点だとしてAさんが80点、Bさんが20点と誰かが評価をしたとするよ。
ならばAさんだけを出演させて80点が取れるか、というとこれは一気に難しくなってしまう。
その理由はさまざまだろうけれど、ふたりで100点ってのは正しくても、その内訳ってのは「ふたりでいる場合」という前提ありきに過ぎないわけだからね。
少なくともテレビや賞レースなどの表舞台で活躍するような人達は、しっかりと彼らのバランスが整っているから評価されていると考えても良いとぼくは思う。
・シナジー効果
Aさんは、BさんがいるからAさん自身の面白さが引き立つ。
Bさんは、Aさんと一緒にいるからBさん自身の芸が評価される。

それをAさんが「自分のほうが優れている」といって傲慢な態度をBさんにとってしまえば、よくあるケンカ別れっていう悲しい未来が待っている。
お互いがお互いを引き立て合うことって至ってよくあるお話なのにね。
あれ?
じつはこういうケースって、ごくごく身近にあるんじゃない?
たとえば会社で営業や技術部門の人たちがさ、総務や経理の人達に「あいつらは金も稼いでこない」みたく小馬鹿にすることってないかな。
逆に間接部門とよばれる人たちが自分たちを卑下して「直接部門があるおかげで給料をいただけている」なんて言う人もいるだろうか。
それって何の意味も無いことだよね。
だって「コンビ」って単位のお笑い芸人で評価されたことと同じく、いろんな部門の人が集まって「会社」って単位で評価されるんだもの。
営業の人が内勤の人を小馬鹿にしてしまえば、それはお笑い芸人のケンカ別れと同じ結末は容易に想像できる。
同じようなことって誰しもが間違いを犯しやすくてさ。
「縁の下の力持ち」なんて言葉もあるように、目に見えない実績でもそれは必要不可欠なこと。
失ってみて初めて気づくことも世の中にはたくさんあるって、みんな知っているはずだよ。

自分たちの周りにもきっとたくさんあるはずだよね。
だからボクはまず奥さんとのシナジー効果を意識してみようかな。
たとえば一人ひとりの能力で劣るところがあっても、「夫婦」って単位で見たときにしっかり支え合っていけるように。
ぼくの手料理を、つい10分前に「ダイエットする」って言っていた奥さんがおかわりしている姿を眺めながら、そんなことを考えている今日でした。
支え合い。お互い様。人と人とが繋がることで生まれる価値を意識しよう。
※「ほんの1ミリ生きやすく」では匿名の相談をお受けしています。内容は記事として取り上げてもよいものでお願いします。相談はこちらから(別サイト「Peing- 質問箱 -」が開きます)。
記事内の挿絵はAIにより生成されたものです。【ご報告】
— おのこ@ほんの1ミリ生きやすく (@onoco39) January 28, 2023
kindle電子書籍を出版しました。
「ずぼらさん以外お断り!三日坊主ダイエット」
Amazonで販売中。
飽きやすい性格でダイエットを諦めていた方に。https://t.co/lBUnL5cXl3