俺、〇〇だから~

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一度亀裂が入ったら修復は難しい、それが人間関係ですよね。

人付き合いって色々と難しいことも多いですよね。
凄く良い人だと思って付き合いを深めるも、何やら違和感が増えてきたりさ。
順調なときはイケイケなのに、暗雲立ち込めるとやたらに防護壁を貼りまくるような。

別にそれが悪いとは言わないんだけど、そのバランスが崩れている方も多いように思う。
有利なときは超強気、不利なときは超逃げ腰みたいな、ね。
逃げ腰はいいんだけど、言い訳で固められるとなんだかなぁって感じることもあるよね。

どういう人を信用すればいいのか、こういう人ならお互いに頼れる、みたいな基準って難しいものです。
人は誰しも苦しい状況に対峙したとき、その人の持つ本当のパワーが発揮されるように考えます。
じゃあその視点から、こういう癖のある人はちょっと警戒したほうがいいかもしれないなぁ?って話なのです。

・俺、〇〇だから~

「俺、〇〇だからさ」
って誰も聞いてはいないのに、会話のはじめのほうに持ってくる方っていませんか?

すべてとは言いませんが、このケースは大抵の場合でネガティブな要素を持っていると感じます。
というか、人付き合いをする相手としては面倒くさい、っていうのが素直な感想です。

・おっかない人じゃない?

「俺、キレやすいからさ」
「俺、短気なんで」

それ言ってどうなるの?って思うことありますよね。

つまりキレやすいからうぜぇこと言うなよ、って脅しでしょうか。
これは怖いですね。
交渉の場で、冒頭にこんなこと言われてしまったら多くの方は萎縮してしまいます。

警告したからな、俺がキレてもお前のせいだ!!
という意味であれば、これはこれでおっかないです。
深い付き合いは避けたほうがいいかもしれませんね。

・今になって言われても……

「だってオラは人間だから」
「ボクはM11星雲から来た宇宙人だから」

むしろそれは最初に言っておいてほしかった……という奴ですね。
しかしその事実は最後の最後まで隠しておくべきだったと考えると、打ち明けた当人の苦悩は大きかったのでしょう。

ひとりで抱えるのは誰しもつらいもの。

社会人では比較的多くの方が経験するパターンでしょうか。
超人として強敵と戦うお仕事に就いている割合は、日本ではとくに高いと言われています。

仲間が大きな負傷をしたときになぜか回復しない……じつは……。
こういったケースでは悲しい結末を迎えてしまいます。

そんな悲しい思いを避けるためにも、こんなセリフを言う人とは深い付き合いをしないほうがいいかもしれません。

・いきなり言い訳ですか?

「自分、〇〇(病気など)なんで」

内部疾患などで外見ではわからない場合でしょうか。
それならばあらかじめ伝えて、配慮をお願いすることは悪いことではありませんね。
できること、できないこと、それを明確に伝えるのは良いことだと思います。

しかし注意が必要なケースもあるでしょう。
病気を盾にして、何か都合の悪いときの言い訳をあらかじめ用意しているケースです。

とくに誰しもが公平な立場での会話でこのセリフが出てきたら要注意です。
大抵の場合、このセリフが出るとみんなが気を遣ってしまうものです。
それは差別や区別とは違い、思いやりのひとつと考えてみてください。

みんなが楽しく盛り上がっているとき、やんややんや意見をぶつけてるとき。
そんな公平な場が一変してグループの間にパワーバランスが生じてしまうわけです。

公平な場を不公平な場にチェンジする最強カードとも言えるでしょう。
そしてその場からは一人また一人と去っていく……と。

思いやりを無理強いさせていませんか。

要注意ですね。

てな具合で、信頼を寄せて付き合うべき人かどうかの試金石になるでしょうか。
ボクは宇宙警備隊の隊員だったころ、同僚から宇宙人だからと告白されて気まずくなりました。

人間と信頼しあうことも難しいのに、宇宙人と信頼しあえるのか……?

それまでは普通に居酒屋で愚痴話を交わしていましたが、それ以降は関係が微妙に……。
その髪型はやっぱり切れ味鋭いもの隠してるの?とか、怒らせたら身体の中から破壊されそう……とか。
おっかないですね。

・それ、言うメリットはありますか?

そして皆さんにも注意してほしいこと。
それは自分自身が「〇〇だから」と言ってしまってはいないかです。

相手がどう感じるのか、今一度考えてみましょう。
その打ち明け話は、本当に打ち明ける意味がありますか?

自分のことを知ってほしいだけだとしたら、ちょっと思いめぐらせてみてほしい。
その〇〇に、本当に自分自身はぴったり当てはまっていますか?
たとえば、「〇〇には5つの特徴がある」という場合、5つの特徴すべて自分の言動にぴったり一致しますか?

ぴったり当てはまっていないのに「〇〇だから」と言うことは危険です。
当てはまらない特徴まで持っていると勘違いされますからね。
思わぬ偏見の目で見られる可能性があります。

誰のために打ち明けるのか?

・オープンとクローズ

持病や障害がある人と話をしていると、病気について周囲に対し「オープンにするかクローズにするか」という話題がたびたびあがります。
これは病気について開示するか、非開示にするかということです。

自分らしく生きるためにとった行動が、自分の居場所を壊してしまうことも。

どうしてこんな話題が出るかというと、オープンにすると配慮を得られるメリットがある反面、デメリットも多いためです。

もちろんできないことをできないと伝えることは大切です。
ですがオープンにすると、できることであっても「〇〇だからできないよね」と見られてしまうのです。

オープンにすると選択肢も少なくなります。
そもそも選択肢が与えられなかったり……といった場面も意外と多いです。
その点、クローズにしていれば他の人と同じ立ち位置でいられるため、選択肢も増えます。

その〇〇がオープンにすべきかクローズにすべきか、メリットとデメリットをよく考えましょう。

「〇〇だから」は取扱注意!基本的にネガティブなイメージがつきまといます。

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