Q&A「合う仕事、合わない仕事ってなんだろう?」

※この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

自分の適材適所ってなんだろう……。

Q.

「自分に合う仕事、合わない仕事って何だろう 3Kでも自分に似合う仕事がある。
3Kでもなく快適なのに自分に似合わない仕事がある。仕事とは何だろう?」

A.

質問の投稿、ありがとうございます。

仕事……一般的には生活をする為にしなくてはならないものですね。
できることならば自分に適していて、なるべく苦の少ない仕事と出会いたいものです。

長く続けるからこそ自分に適した仕事と巡り合いたいという気持ちは、誰しもが持っているものだと思います。

しかしそううまくはいかないのもまた人生。
今回は、生きるためにする仕事、それでもなるべくストレスを受けたくない!
という場合におすすめの考え方をご紹介します。

・給料ってなに?

仕事をすると給料がもらえます。
では給料とはなんだろう。

毎月、勝手に口座に入ってくるもの……ではないはず。

多くの方は仕事(業務)を遂行したことに対する報酬、と考えていると思います。
もちろんその考え方は間違っていません。

しかし時としてその考え方が自分を追い詰めたり、傷つけたりすることもあります。

自分がもらえる給料の内訳ってどんなイメージでしょうか。

業務の報酬が50%、組織に属することで50%?
もっと業務からの報酬が高いかも?

イメージは人それぞれかもしれませんね。

・ストレスに対する補償金

それでは考え方の視点を変えて。
組織に所属して給料をもらう仕事の場合、つまり一般的なサラリーマンの場合。
給料の内訳は90%以上がストレスに対する補償金という風に考えるのはいかがでしょうか。

この考え方なら、残業も夜勤もストレスが多めだから賃金が高い、と考えることができますね。

通勤するストレス、人間関係のストレス、在勤のストレス、業務を遂行するうえでのストレス……。
仕事ではあらゆるストレスを受けます。

つまりストレスを受けることに対する補償金が給料という考え方です。

仕事もさまざまです。
仕事によって給料にも幅があるでしょう。
しかし給料がストレスに対する補償だと考えてみると、意外なことに仕事とはどう接するべきか、が見えやすくなります。

ストレスの発散法はいろいろあります。
中にはお買い物などお金をつかうことがストレス発散になるという方もいらっしゃるでしょう。

たとえ年俸が100万円高かろうとも、100万円以上を散財せざるを得ないストレスを受けてしまえば無意味です。
それならば適度なストレスで済むよう、自分の適した職場や環境を選ぶという選択肢もあるはずです。

・ストレスの受け方

人それぞれ性格や資質が異なるように、何からどれほどのストレスを受けるかは千差万別です。
たとえばひとりで黙々と作業を行うことを快適に思う人がいれば、誰とも話せない孤独感を苦痛に思う人もいます。

どうしても向き不向きってあるものですよね。

仕事をしていればそれはさぞたくさんのストレスを受けるものです。
だからこそ、給料の大半はそうしたストレスへの補償金と考える。
そうすることで、自分がどのように職場で立ち振る舞うべきか。
そしてどの程度の労力やストレスを代償に仕事に就くべきかが見えてくると思います。

仕事のストレスと給料とのバランスが崩れてしまえば、たちまち身体や精神にダメージを負うことは簡単に想像できます。

バランスが崩れたら、立っていることもままなりません。

一般的に素晴らしい職場といわれていても、何から大きなストレスを受けるかは人それぞれ。
ならばどのような職業、職場においても、自分がもっともストレスを受けない仕事のしかたができるかどうかが重要になってきます。

世の中では他の方の給料が低いことを笑ったり、安堵したりといった場面が散見されます。
しかし補償金の大小なんて、他人と競うような話でもなんでもありません。

自分のストレスをいかに小さくできるか。
そしてストレスへの補償金と考えた際の給料を、いかに自分の幸せに充てることができるか。
それこそが仕事に対する現代的な考え方ではないでしょうか。

仕事とはあくまでも幸せになるためのひとつの手段です。
給料とストレスとのバランスがとれているか。
それが自分に合う・合わないをはかる指標となるのではないでしょうか。

仕事とは幸せになるための手段のひとつ。給料とストレスとのバランスがとれているとき、それが自分に合った仕事だと考えられる。

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