好きなことでは食っていけない!

※この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

もう!今やろうと思っていたところなのに!

「遊んでばかりいないで勉強しなさい!!」

まぁ誰もが言われたこともあるだろうし、親が子供に言う言葉としてはいたって常識の範疇かなぁ?って。
とくに不思議のない言葉だと思うし、そこらへんにある一般的な話だよね。

つまり勉強を重ねて良い学校を卒業して、安定した就職先で安泰!というのが多くの考え方。
それは間違っていないし、99%くらいの人には当てはまるとも思う。

・子供のやりたいこと

音楽が好きなので将来は音楽で生活できたらいいな。
絵を描いて生活したいな。
ゲームが楽しいのでゲームで生計を立てたいな。
スポーツ選手に~~、お笑い芸人に~~……。

憧れの職業上位は時代世代を反映していますね。

子供のころは社会のことなんて知る必要もないし、いろいろと身の回りで興味のあることに傾倒しがちだよね。

でもそうすると周りの大人は、そうしたもので食べていくことが大変だという話を説く。
それは間違いない。

そうしたジャンルで一流の、さらに上となって、テレビや雑誌で取り上げられるような活躍をする人はほんのひとにぎりどころかひとつまみ。
1万人が挑戦したって、その座を勝ち取ることができるのは1人や2人程度かもしれないよね。

ところがさ、その世界でトップクラスになれなかったとしたら、その挑戦や勉強、研鑽や修練はすべて無駄になるのかな?
それって違うよね。

今の時代のこの国で、目的に向かって挑戦してさ、仮に落選したり敗北しても命を奪われるようなことってあるのかな。

・ひとつまみだけが仕事?

もちろんその世界の最高峰を目指して挑戦しているのだから、既存の最高峰にいる人達の生活水準や生活スタイルに憧れるのは当たり前の話。

キラキラした生活。もし自分がそうなったら、と妄想してニヤニヤ。

じゃあさっきの話なら、1万人が挑戦して1人しか最高峰に行けない世界だとするよね。
ほかの9999人は完全に無関係な仕事に就くしかないのかな。

たとえば芸大を卒業して、画家を目指したけれどダメだったとするよね。
音楽でもスポーツでもなんでもいい。

確かに最高峰に上ることはできなかったよね。
だけどその人が今までに培ってきた技術や能力があればさ、間違いなくその技術が生きる受け皿ってある時代なんだよね。

画家になって絵画制作で生きられないとしたって、その技術や感性で本やWEBの挿絵を作ることだって可能だと思う。
仮に絵が求められないとしても、デザイン感覚を活かして他人の見やすい資料を作ったり、プレゼンに説得力を持たせるなんて誰が考えても重宝する技術じゃないかな。

お笑いを目指していた話術や心理読みに長けていれば、営業職で有利になるのはわかりやすいよね。

・老後のこと

よく定年してからの老後に仕事一筋で頑張って来た人ほど燃え尽きやすい……って話があるよね。
仕事そのものが人生の張り合いになっていると、それを喪失したときのショックが大きいってことかもしれないね。

そこに生きがいを見出していたからこそ。

誰だって老化をするし、病気やケガで身体などを損ねる人もいる。

そうなったときに自分が好きで楽しみたいこと。
興味があって遊び感覚で時間を忘れてしまうこと。

そんなものが大きな心の支えになるってのはよくある話だよね。
趣味や打ち込むことがなければ暇を持て余して余計なことも考えてしまうのが人間。

じゃあ最初の話に戻ろうか。
子どもの与太話だと思って聞き流しているその興味。
子どもがやりたい、なりたいと思っているその憧れ。

自分が亡くなったさらにその先、子どもたちが老人になったときに命を支える糧になると思ってみたらどうだろう。
何歳になったって、そうした興味が再燃して活力に繋がることは十分にあるよね。

いくつになっても熱中できるものがあるという強み。

ならば自分の考える小さな社会構造の中での成功だ失敗だなんてものを天秤にしないほうが良いかもしれないよ。
たとえダメだとしても無駄なことなんて無いし、無限の可能性や最後の生きる手段までを奪う必要なんてない。

好きなことをもぐら叩きして、能力だけじゃなく心までつぶしてしまわないために。
「好きなことをするのもいいね。でも勉強も必要だね。じゃあどうすれば好きなことを思う存分できるかな?」
そう子どもたちと一緒に考える時間をもってあげるのはどうだろうか。
5年後、10年後、30年後に、ふと振り返ったとき。
きっと「あれが今の自分をつくるきっかけになっていた」なんてこともあるはずだと、ぼくは思うんだ。

好きなことを学ぶ。その道の先はほかのあらゆる道につながっている。

※「ほんの1ミリ生きやすく」では匿名の相談をお受けしています。内容は記事として取り上げてもよいものでお願いします。相談はこちらから(別サイト「Peing- 質問箱 -」が開きます)。

記事内の挿絵はAIにより生成されたものです。
タイトルとURLをコピーしました