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どんな仕事に就きたいですか?
なんてアンケート、子どもに聞くのはよく見かけるよね。
子どものうちは憧れや夢が多いので、ほっこりとする回答もたくさんあるもんでさ。
これがある程度の年齢、たとえば20歳くらいに聞くとかなり現実的なものになってくる。
でも多くの人は自分の好きなことを仕事にしたいという気持ちがあるみたい。
しかしもっとも好きなことは仕事にしないほうが良いよ。
これはかなり本気のお話でね。
・仕事と楽しみ
毎日、楽しく仕事ができること。
それが悪いことだなんて言う必要はないよね。

本来は大きなストレスを受ける仕事がもし楽しければさ、それはすなわちストレスが小さいともいえるわけでさ。
でも、仕事というのはお金を稼ぐ必要がある。
つまり何かを作ったり提供しようとしたとしても、それが売れなければ1円のお金にもならないよね。
たしかに誰に売る、どこかに提供する、そうした直接的な売買だけが仕事ではないという意見もあるよね。
ただその仕事が従来からあるものなら。
仕事として維持されているということは必ず何かしらの需要があると考えてみてはどうかな。
本当に不要なもので、お金をただ一方的に捨てるように給料として渡してくれる仕事って思いつくだろうか。
たぶんごく稀にそうした仕事はあるのかもしれない。
しかし一般的な仕事と呼ばれるものはその区分には該当しないよね。
たとえ人気商売で動画制作や芸能活動的なものだとしても、制作物等を閲覧する人が0人ならば仕事としては成り立たないからね。
・好きだからこそ
きっと多くの場合、皆さんが好きなことというのは比較的得意なことや上手なことが多いようにも思う。
もしかしたら下手の横好きという言葉のとおりのこともあるかもしれないよね。

いずれにせよ、もし自分の好きなことが仕事にできたら良いな!と思うのは多くの人が思うこと。
ただし仕事は自分の好きなことを自由気ままに好きなとおりにできるなんてのは難しい。
先ほど話したとおり、どうしても仕事では相手が存在するわけでさ。
それが通行人客だったりクライアントなり、業種によってさまざま。
つまり相手がいて、その相手からお金を対価として受け取ることで利益を出す。
となると自分がいかに良い!素晴らしい!と感じていても、必ずしも客のお眼鏡にかなうとは限らないよね。
どうしても客の要望が入ったり、製造業だとしても売れ筋やブームなどを無視することができない。
たとえばのお話。
自分の好きなこと、じゃあ何か物を作って販売するという仕事だったとするよね。
もしその作品を作るにあたって、会社や上司から自分が希望しないクオリティの量産を要求された。
納得のいかない出来の物や、考えとして嫌悪する物が求められている。
場合によっては著作権的にグレーな物や、他人の制作物の剽窃行為スレスレなことをさせられる場合だってある。
一般的には仕事ってのはそういうものと考えることすらできるよね。
だって売れなければ給料が捻出されるわけもないんだし、会社や団体が利益を出すためにはやむを得ないことだってある。
・好きを嫌うつらさ
自分にとって天職だと思い、やっとつかんだ好きなことで稼げる仕事!
誰もが夢見る成功者!!と感じる人だっているよね。

自分にとって最高に好きなこと。
もうそれ無しで生活するなんて考えられないと思うほどに好きなこと。
でもさ。
仕事ってのはそんなに綺麗なもんじゃないよね。
金を稼ぐためには自分がもっとも好きなことに対するプライド、経歴、経験、技術……。
そうしたものを傷つけてまで仕事をしなくてはならないこともしばしばあるよね。
本当に好きなことで素晴らしい技術を持っているとしても、それを仕事のために傷つけることはつらいよ。
人によっては命に関わるほどの屈辱や挫折を味わうことすらある。
それほど大きな話。

金を稼ぐことは大切だけど、それで自分がもっとも好きで誇りに思うことを嫌いになるのはあまりにつらいって。
だからさ、もし得意や好きなことを仕事にしたいと考えても、1番ではなく2番目3番目に好きなこと。
それくらいのものを仕事に捧げるのがぼくのおすすめかな。
まぁそれを嫌いになったとしてもまだ1番好きなものが残っている状態。
それくらいの感覚で仕事に向かったほうがきっと良いと思う。
仕事を引退した後の人生を豊かにしてくれるであろう、もっとも好きなこと。
それは人生の張り合いや温厚な毎日を提供してくれるものなのだから、もっともっと大切にしてあげてもいいと思うよ。
1番好きなことを仕事にすると生きづらくなりやすい。やるなら2番目3番目に好きなことを仕事に捧げよう。
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記事内の挿絵はAIにより生成されたものです。【ご報告】
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