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人間に限らず、すべての高等生物は遊びを大切にする……なんてお話。
たしかにペットの犬を眺めていると、何の目的があるわけでもなくいろいろと自分なりに遊んでいる姿を見ることもあるよね。
人間にとって迷惑なことも時にはある。
ティッシュを無心に散らかし続けたりさ、何が楽しいんだかわからない。
でも当人にとってはすごく楽しいんだろうなぁ……。
延々と同じことで遊んでいるんだから。
・遊び=楽しい
最近は通信技術などの発展によって遊びもさまざま。
いろいろな遊びがあるし、何を選んで良いかもわからないくらいの種類がある。
場所だって自宅でできるものから、アウトドアで装備が必要なものまで選び放題!
そうして人々はそれぞれ好きな遊びをしているよね。
でもさ、ちょっとここで気づく人もいると思う。
遊んでいるってことは、多くの場合では楽しいはずだよね。
楽しいってのはだいたい笑顔が伴ったりさ。
楽しければ笑って盛り上がって……ってのがごく自然なことだと思う。
ところが遊んでいる人達の表情に注目してみるとさ。
どんな遊びでも、ニコニコ笑顔で遊んでいる人が極端に少ないように思わないかな。
みんなも趣味で楽しんでいるはずなのに、いつの間にか仏頂面になったりイライラしたり。
そんなことは経験ないだろうか。
・お金の流れと報酬系
脳のお話でいうと、俗に神経系統には「報酬系」と呼ばれるスイッチがあるっていわれている。
行動に対して何かしらの報酬があると、やる気やモチベーションに繋がる!みたいな話だね。
これはぼくが昔に検査部長のお医者さんから聞いた話。
動物は基本的にサボるし面倒くさいことはしない。
それでも生きるうえで必要なことをさせるために、重要なことにはほぼ快楽が伴う。ってね。
たしかにトイレを我慢していると苦しいけれど、用を足すとある種の気持ちよさってあるよね。
生物として最重要ともいえる繁殖を伴う行為にも、もちろん快楽そのものがあることが知られている。
人間は快楽や報酬といった、要は誰かの手によってつくられた感覚が伴わなければ何もしないともいえる。
もちろんこうした感覚は本能的なものであって、それらをすべて否定するつもりもないよ。
それでもさ、本能を刺激されないと何も行動できない、自分の考えでは行動もできない。
こんな状態は決して高等生物として褒め称えられることばかりでもないよね。
考えてみればさ、世の中にあるあらゆるモノ、それは販売物であっても遊戯であっても存在するサービスや製品すべて。
これって本能的な部分をいかに刺激するか、ってのがマーケティングの基本になるわけだよね。
・遊びのメリット
公園で野生の鳥を眺めていたら、なにやら草の玉をポンポン弾いて遊んでいる。
なんだか穏やかな光景だよね。
でも彼らはきっとポンポンと玉遊びをしたところで何かが得られるとは思っていないはず。
結果的にそれを見た人間がエサをくれるなんてのはたまにあるけれどもね。
彼らは楽しいから玉遊びをしていて、それがストレス発散になっているのかもしれない。
鳥の表情を読み取ることはできないけれど、きっと苦痛に歪んだ顔で玉遊びはしていないだろうね。
どちらかといえば穏やかな顔だったり、楽しそうな笑顔で玉遊びをしているんじゃないかな。
そりゃそうだよ。
生き抜くこと自体が厳しい自然界で、無駄なストレスをためる必要なんてないからさ。
鳥にできて人間にできないわけがないよ。
遊ぶときには報酬やらメリットなんて考えず、思いっきり笑って遊ぼうよ。
遊んで笑って記憶に残してさ。
せっかくの楽しいはずの趣味が誰かに遊ばされてるって考えたくないよね。
人生における遊びのメリットって、ストレス解消だったり英気を養うことだったりするからさ。
自分が選んだ楽しむ手段なんだってこと、忘れたくないよね。
遊ぶときには見返りを求めず思い切り楽しもう。遊びで無駄なストレスをためることは無意味。
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