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人間同士が一緒になにかをすると、どうしても他人との差を意識してしまうもの。
働いて得られることのなかに賃金という共通項があれば、この意識が暴走。
やれ彼彼女の仕事は金を生んでいないだの、自分が会社に一番貢献しているだのという話があちらこちらで聞かれます。
同じく家庭では、夫と妻との家事分担の問題。
非常に多くの家庭がこの部分に大きなストレスを抱えてるようにも……。
・目的に特化する
一般的な会社では直接業務(営業や技術職など)と間接業務(総務や経理など)に仕事内容を分けて考えることがあります。
イメージとしては直接お金を得る業務と、直接お金を得ない業務と考えるとわかりやすいかな。
営業職が顧客から仕事を獲得して技術者が現場で施行をする。
すると顧客から報酬が得られて会社の利益に繋がるというのは誰でもわかると思う。
一方で、総務職や経理職などの俗に内勤とよばれる業務は、顧客から報酬を得るという業務形態にはなっていないよね。
だからこそ若い方にはとくに多いんだけど、直接業務の人が間接業務の人を小馬鹿にしたり、逆に間接業務の人が自らを卑下するなんて行動が見られるわけ。
でもさ、営業職の人が財務処理や備品の購入などを行いながらまともな営業活動をするのは無理があるよね。
営業職は営業に特化して、自分の業務に集中できるからこそ会社に仕事を持ってこられると考えるべきではないかな。
まぁ、旧来に従って単に業務分担しているだけの会社も多いんだけれどね。
・不公平感に怒る猿
どこぞの動画サイトで見た面白い動画を思い出した。
2匹のお猿さんが金網のケージに1匹ずつ入っている。
その2匹はお互いを見ることができる状態。
そんで人間がさ、まず1匹の猿に芸をさせてご褒美にキュウリの切れ端をあげるのね。
まぁキュウリも美味しいからご褒美にご満悦のお猿さん。
次に横のお猿さんに同じ芸をさせるんだけれど、ここからが動画の見どころ。
このお猿さんには、ご褒美に甘いブドウをあげるんだ。
ブドウは彼らにとってキュウリどころではない大好物。
これを繰り返すんだけど、すると非常に興味深い行動をするんだよね。
必ずと言っていいほど、キュウリを貰ったお猿さんがムキーって怒りだすの。
つまり同じことをした報酬に対しての不公平感がそこにはあってさ。
人間以外の高等動物でも不公平感が怒りという感情に直結しやすいのでは?って研究なんだよね。
・道理を見て冷静に判断
人間社会や他人との関わりは、それは動物実験なんかとは比較にならないほど複雑だよね。
たしかに不公平感や理不尽さを感じることが多い社会だと思う。
共働き夫婦での家事分担問題も、直接業務と間接業務との軋轢もそう。
単にアウトプットだけを見て不公平感から衝突するなんて、それじゃお猿さんと同じ行動心理なんじゃないかな。
もちろんそこに多種多様な理不尽や不公平があることは否定しないよ。
構造としてその背景や道筋をしっかり考えてさ。
もし家庭や会社の構造や仕組みに根本的な問題があるならば、そこをメンテ・改善するほうが建設的だとは思わないかな。
それをできるのが人間。
ケージに入ったお猿さんとの違いだよ。
単にわめいて叫んでSNSで暴れて一時的に気分を薄めるだけじゃもったいない。
そこに何かしらの問題があるとわかっているならば、きっとうまく解決する方法だって見出せるはず。
あと一歩だけ進んで、少しだけ視野を広げて仕組みを見ればきっとイライラも減るんじゃないかな。
もうひとつ、大切なことを言っていなかったね。
理不尽や不公平なことの根本的な問題がわかったとする。
それらをメンテしたり改善したりすることが、自分を犠牲にすることにつながる場合はやめておいたほうがいいかもね。
もしそんなどうしようもないケースなら……どうだろう、ぼくならとりあえず逃げるかな。
トランプのカードを山から一枚ずつとって見るように、一つひとつ仕組みを読み解いていく。
そうすると手札が増えていって、生きやすくなるんじゃないかとぼくは思うよ。
理不尽さや不公平感は伏せられたトランプの山に解決の糸口が隠されているかも。まずは一枚ずつめくってみるところから始めよう。ただし自己犠牲には要注意!
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記事内の挿絵はAIにより生成されたものです。【ご報告】
— おのこ@ほんの1ミリ生きやすく (@onoco39) January 28, 2023
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